教育コンセプト
医療人として、知識・技術だけではなく、人間力を高める努力が必要です!
Head(知識)・Hand(技術)がなければ、患者さまの命は救えません。
しかし、知識・技術だけでは患者さまは救われません。
患者さまに寄り添うケアを行うためには、Head(知識)・Hand(技術)を支えるHeart(心)も育てなければなりません!
教育システム
埼玉慈恵病院では、
・確かな知識と技術を身に付け、様々状況に対処できる看護師・介護士を育成すること
・自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動できる、「自律」した職員を育成すること
を目標に、しっかりとした教育システムを確立しています。
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プリセプター制の導入
(新入は、1年間/中途は、経験に応じメンターシップ)
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クリニカルラダー
個々のレベルを客観的に評価し、目標設定に繋げる
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知識&技術を磨く
ナーシングサポートを活用し、e-ラーニング研修の展開
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人格を育む
1時間/週の「幸せ研修」で、人格を高める
プリセプター制の導入

プリセプティー会の開催
プリセプティ会では、毎月現状や不安な事を表出したり、e-ラーニングを視聴し技術研修を行います。1日コースの集合研修では、知識・技術を深めると共に横の絆を深めることにより、継続的に支援し合い切磋琢磨する仲間として繋がります。
クリニカルラダー
クリニカルラダーとは、「看護の質向上」を目的とした、看護師一人ひとりが臨床における看護実践能力を身につけ、高められるよう支援していくシステムです。
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Level 1
達成目標
- 看護職員として必要な基本姿勢と態度を身につけることが出来る
- セクションの特性と業務内容を理解できる
- 基本的な看護技術が指導の下に実施できる
- 担当看護師のサポートを受けながらフリーの夜勤業務が出来る
- 日々の担当看護師としての業務が出来る
- 固定チームナーシングを理解し受け持ち看護師の役割がわかる
- メンバーシップが理解できる
研修
- 入職者オリエンテーション
- 基本的技術研修
- 接遇 医療安全 倫理
- プリセプティ会(1回/月)
- e-ラーニング活用
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Level 2
達成目標
- チーム医療の一員としての役割を理解し、他職種と関る事ができる
- プリセプターとしての役割を果たすことが出来る
- 受け持ち看護師として、個別性を踏まえた看護を展開することができる
- 日々の看護が根拠に基づき安全安楽に実践できる
- 看護実践の中で課題を見い出すことが出来る
- メンバーシップが発揮できる
研修
- 看護研究
- TQM活動
- 接遇 医療安全 倫理
- e-ラーニング活用
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Level 3
達成目標
- チームリーダー・サブリーダー・臨床指導者の役割を理解し実践できる
- 問題解決能力を身につけることができる
- 疑問に対して自主的に学習し実践に生かすことができる
- 自己の進むべき看護観をイメージしている
研修
- e-ラーニング活用
- 看護研究
- TQM活動
- 接遇 医療安全 倫理
- プリセプターシップ(1回/月)
- リーダーシップ
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Level 4
達成目標
- 主任、師長の業務を理解し補佐できる
- 専門分野の学習を深め実践を通してスタッフや学生の指導ができる
- 問題解決能力を向上させ、師長・主任と協力しスタッフ育成する
- 自己の進むべき方向性を見出すことができる
研修
- e-ラーニング活用
- 看護倫理
- 人材育成
- 看護管理者研修
- 接遇 医療安全 倫理
知識&技術を磨く
ナーシングサポートを活用し、e-ラーニング研修の展開
e-ラーニングでスキルアップクリニカルラダー・目標管理に合わせ、5項目以上の聴講を各自プランニングし、自分の時間を活用して、スマホやPCにて受講しています。昨年は134項目受講者が最高で、現場では、豊富な知識の裏づけを自信につなげ、ベッドサイドケアに当たっています。介護職もOffJTとしてe-ラーニングを活用し技術研修を行うなど、きめ細やかに対応しております。
ナーシングメソッドを活用し、技術の習得
介護研修
- OJT・技術研修
- OffJT・補助者研修
- 院外研修
人格を育む
「職員一人ひとりが成長して人格を育み、今よりももっと幸せになれる場をつくりたい」という病院の方針のもと、全職員が1時間/週、就業時間内に学んでいます。
継続的に学ぶことで、考え方がポジティブになる職員が増え、職場に笑顔が増えました。
ポジティブな「心」は、「知識」「技術」の成長にも大きく影響しています!
自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動できる、「自律」した人格づくりを目指します!