血液中の血清成分を分析する検査(1) |
検査項目 |
説 明 |
総蛋白(TP) |
栄養状態や肝臓、腎臓の機能が分かります。 |
ALB(アルブミン) |
GOT(AST) |
主に肝疾患、心疾患で異常値(高値)を示します。 アルコ−ル性肝障害や脂肪肝でも高値を示します。 |
GPT(ALT) |
主に肝疾患で異常値(高値)を示します。 |
LDH(乳酸脱水素酵素) |
身体のほとんどの組織・臓器に分布する酵素です。 主に肝疾患・心疾患・筋肉の損傷を受けると高値を示します。 |
ALP(アルカリフォスファターゼ) |
主に肝疾患・胆道疾患・骨疾患等で高値を示しますが、各種病態で上昇する酵素です。 |
γ-GTP |
肝・胆道疾患で高値を示します。又、アルコ−ルの摂取量に敏感に反応します。 |
コリンエステラーゼ(CH-E) |
脂肪肝で上昇しますが、その他の肝疾患(肝炎・肝硬変等)で低値を示します。 |
総ビリルビン(T-BIL) |
肝・胆のう疾患で高値を示します。 |
直接ビリルビン(D-BIL) |
肝疾患の状態・診断や黄疸の鑑別の検査です。 |
CPK(クレアチンキナーゼ) |
心筋や骨格筋の損傷で高値を示します。 |
CPK-MB |
心筋に特異性が高いため心筋梗塞等で高値を示します。 |
総コレステロール(T-cho) |
動脈硬化、 肝、 糖尿病、 脂質代謝等の状態を示唆します。 |
中性脂肪(TG) |
食事の影響を受ける検査です。 アルコ−ルや糖分の過剰摂取で高値を示します。 |
HDL-cho(善玉コレステロール) |
いわゆる善玉コレステロ−ルです。 |
LDL-cho(悪玉コレステロール) |
高値を示す場合は、脳梗塞、 心筋梗塞等の動脈硬化に結びつく可能性のある,いわゆる悪玉コレステロ−ルです。 |
尿素窒素(BUN) |
腎機能の程度を示します。 |
クレアチニン(CRE) |
尿酸(UA) |
痛風で高値を示します。又、腎機能の程度を示唆します。 |
Na(ナトリウム:電解質) |
身体の水分量や筋・神経の興奮の維持など、生命維持に重要な役割を果たします。 |
K(カリウム:電解質) |
Cl(クロール:電解質) |
カルシウム(Ca) |
無機リン(IP) |
アミラーゼ(AMY) |
膵炎などで高値を示します。 時に加齢(高齢者)に伴って異常値を示します。 |